夢占い事典、200を超える夢の意味

一つの項目には、古い書物が伝えてきた読み、細かい違いで意味が変わる箇所、そして前の晩の出来事で説明がついてしまう場合の話が入っています。めったに見ない絵にも、よく報告される絵と同じ分量を割いています。

引くときは、目が覚めた瞬間まで残っていた絵を一つだけ取り出してください。階段、手のひらにのった歯、開かない扉。話の筋のほうはたいてい当てになりませんが、最後まで消えなかった一点は残ります。下の八つの分類から近いものを開くか、一覧から名前で探せます。ここに並ぶのは判定ではなく、長いあいだ書き写されてきた解釈の伝統で、どれだけの重みを置くかは読む人が決めることです。

ほとんどの項目に、正反対の二つの読みが並んでいます。火は浄化とも損失とも読まれ、蛇は再生とも警戒ともされてきました。矛盾して見えますが、この伝統は時代も土地も違う書物の寄せ集めで、誰も辻褄を合わせないまま今日まで来たからです。どちらが自分の夜に近いかを分ける手がかりは、目覚めたときに残っていた感情のほうにあります。ほっとしていたのか、息が浅かったのか。この感触は絵よりも先に薄れるので、後から筋道を立てて考え直しても、もう取り戻せないことが多いようです。

そして、夢の多くには身も蓋もない出どころがあります。遅い時間の重い夕食、受験や面接を控えた週、引っ越しの荷造り、入院している家族。日中に何度も触れたものが、そのまま夜の材料になります。追われる夢や歯が抜ける夢が世界中で同じように報告されるのも、特別な知らせだからではなく、どの暮らしにも似た種類の圧力があるからだと考えられています。怖い夢を見たこと自体は珍しくもなく、何かを言い当てるものでもありません。

最後に、事典の読みより自分の記憶が先に来ます。小さい頃から猫と暮らしてきた人と、猫に引っかかれた記憶が強い人とでは、同じ一匹を見ても残るものが違います。ここに書かれていることと自分の感触が食い違うなら、迷わず自分のほうを取って構いません。記録を続けたい人は、月の暦のページで満ち欠けと並べて眺めるのも一つの方法ですし、生まれた星座から自分の傾向をたどりたいときは占星術ガイドが入口になります。

夢に出てくる動物

蛇、クモ、猫から鹿まで四十種。夢に出てくる生き物は数が多く、引き始める人がいちばん多いのもこの分類です。

アリ 一匹ではなく列として現れる虫で、勤勉とも煩わしさとも読まれてきました。 敬う伝統と恐れる伝統が割れたまま残り、姿勢と距離で読みが変わる動物の夢です。 群れ、蜜、刺される場面。蜂の夢に伝わってきた三通りの読み方を並べます。 土地ごとに吉凶の入れ替わる像。自由と知らせ、二つの筋で読まれます。 定番の変化の読みと、儚さを見る古い系統。蝶には二つの答えが残ります。 幸運の訪問者か、本心の見えない相手か。猫の夢を分けてきた二つの伝統と、その見分け方。 ニワトリ 騒がしくて地味、暮らしのすぐ隣にいる鳥として読まれてきたニワトリの夢。 ゴキブリ 危険の絵ではなく、何度でも戻ってくるものの象徴として扱われてきました。 養いと豊かさの象徴。太った牛と痩せた牛の対比が読みの中心にあります。 ワニ 水と陸の境に立つ生き物として、隠れた危うさと忍耐の両方を担わされてきました。 カラス 賢い使いとも喪の鳥とも。育った土地の物語で受け取り方が変わります。 鹿 優しさと警戒心、そして身を引く性質を映すと読まれてきた静かな象徴です。 眠りが連れてくるのは、たいてい実際に会ったことのある特定の一匹です。 イルカ 深い海を渡れる場所に変える生き物として、穏やかさと結びつけられてきました。 アヒル 歩き、泳ぎ、飛ぶ一羽の鳥に、家庭と責任という古い読みが重ねられてきました。 ワシ 覚えているのは羽ではなく高さ。旋回や急降下など場面差で読みが分かれる鳥です。 記憶や忍耐と重ねて読まれ、恐怖よりも静けさとともに語られてきた夢です。 水の濁り方と、そのとき何をしていたかで読み分けられてきた象徴です。 ハエ 危険ではなく反復の象徴。数と止まった場所、目覚めたあとの後味で枝分かれします。 カエル 生態から来た変化の象徴で、幸運という読みは土地ごとに分かれます。 ヤギ 倹約と確かな足取り、そして動かない頑固さが重ねられてきた家畜です。 毛色をめぐる決まりより、手綱が利いていたかどうかで読みが分かれます。 ライオン 向き合う夢と逃げる夢は別。立ち位置がライオンの読み方を決めます。 トカゲ 生え変わる尻尾と、現れた場所。トカゲの夢はこの二つで読み分けられます。 動きが意味を運ぶ動物です。評判は地域によって正反対に分かれます。 害はないのに休ませてくれないもの。小さな煩わしさを表してきた蚊の読み方。 ハツカネズミ 小ささと数、そして大型のネズミとの線引きから読まれてきた夢について。 フクロウ 知恵の鳥か、凶報の鳥か。伝統が真っ二つに割れるめずらしい象徴です。 泥の中か、清潔な囲いか。豚の夢は置かれた場所で読みが変わります。 ウサギ よく増える面と、飛び出して逃げる面。この二つが別々の読みを引き受けます。 ネズミ 天井裏の物音と、十二支の先頭。正反対の二つの伝統が並び立ちます。 サソリ 潜む敵意とも、境界を守る番人とも読まれてきた、評判の大きな生き物です。 サメ 水の深さと、岸までどれくらいあったか。先に語られるのはそちらです。 落ち着きと蓄えの絵であり、群れとの距離をめぐる問いも含む夢です。 地域によって欺きにも守護にもなり、事典どうしで意見の割れ続けてきた動物です。 クモ 読みを分けるのはクモ本体より巣。織り手と罠、正反対の二つの後味を扱います。 証明を必要としない力の象徴とされ、間にある距離が読みを決めます。 忍耐と読む系統と停滞と読む系統が、どちらも古くから並んで残っています。 クジラ 浮かんでは潜る、一度に見渡せない大きさの像。サメとは正反対に読まれます。 オオカミ 牙の側と結束の側という正反対の読みが、並んだまま残ってきた動物です。

夢の中で自分がすること

見ているのではなく、自分自身が動いている夢です。落ちる、走る、溺れる、空を飛ぶといった二十五の場面が並びます。

追われる 追ってきた相手が誰だったか。読みの重心はいつもそこに置かれます。 遅刻 予定の詰まった時期に集まる夢で、伝統は重圧を語る言葉として扱います。 登る 努力の感覚だけが残る夢で、向上心と、それに払う代償を映すとされます。 泣く 泣かずに済ませた長い時期のあとに、この夢の報告はよく集まってきます。 踊る 振り付けではなく、床のどこに立っていたかのほうから読まれる夢です。 飲む 水を飲んだのか酒を飲んだのかで、同じ見出しでも読みの向きが逆になります。 運転 誰がハンドルを握っていたかが軸です。制御の感覚から読まれてきました。 溺れる 同じ水でも、泳ぎの得意な人と深い水が怖い人とでは持ち込む履歴が正反対です。 食べる 何を、誰と食べ、満たされて終わったのかで読み方が分かれてきました。 逃げる 自由の像にも先送りの像にもなる夢。あと一歩の場面が重く見られてきました。 落ちる 足場を失う感覚として読まれ、体の側からの説明も並んで知られる夢です。 空を飛ぶ 解放と視点の高さとして読まれ、飛び方の違いが手がかりになります。 隠れる 見られたくない場所であると同時に、安全でもある場所をめぐる夢です。 ジャンプ 自分で選んだ動作としての跳躍。落ちる夢との違いと、着地が持つ意味を扱います。 笑う 誰と笑っていたのか。笑う夢の読みは、その一点で大きく分かれます。 祈る 一人だったか、大勢の中だったか。読み分けはこの一点から始まります。 読書 夢の中で文字が動いてしまう理由と、読むという行為に置かれてきた意味。 走る 急ぎの向きと、進まない脚の感触という二つの側から読まれてきた夢です。 叫ぶ 声が出ない理由は体の側にもあって、古い読みとも無理なく並び立ちます。 探す 探す動作そのものより、なくなっていた物のほうが意味を運ぶとされます。 歌う 聞き手はいたか。歌う夢の読みは、ほとんどその一点に掛かっています。 眠る 足りない休息の像とも、置いていかれる恐れの姿とも読まれてきました。 泳ぐ 水のほうが記憶に残る夢で、支えのない場所で進み続ける営みとされます。 歩く 足もとがどうだったか。歩く夢の意味の大半は、そこが持っていきます。 書く 記録に残したい願いとして読まれ、崩れる文字が目印にもなる夢です。

自分の体に起きること

歯が抜ける夢が代表格ですが、血も汗も傷跡もここです。体の一部が主役になる十八項目。

生命力、血縁、代償。三つの古い読み筋で語られてきた血の夢を扱います。 墓の隣ではなく、暮らしの基礎や土台の近くに置かれてきた絵とされています。 何が耳に届き、何を入れたくないのか。聞くことをめぐる古い象徴です。 誰の目だったか。夢の中の目は、その一点で読みの向きが変わるとされます。 容姿の話ではなく、見られることとの付き合い方についての問いです。 裸足や泥、動かない足。状態のほうが記憶に残り、立ち位置の象徴として読まれます。 髪の毛 きっかけは象徴の側ではなく、洗面所の鏡の側にあることが多いのです。 動きと状態から読まれ、腕のしびれという平凡な出どころも持ちます。 心臓 見たのが器官だったか比喩だったかで、心臓の夢は読む向きが逆になります。 手だけが残る距離の近い夢です。身づくろいと手入れの象徴として読まれます。 性的な読みはほとんどされず、人目にさらされる感覚として扱われます。 傷跡 けがではなく切り抜けた証として、置き場所と時期から読まれてきました。 守りの読みと触覚の読みに分かれる、身体の輪郭の像。振る舞いが変種を作ります。 人目と体の理由が同時にかかわる像で、古い一覧は冷や汗を別に立てています。 悲しみそのものより、たまっていたものの放出として読まれてきました。 歯が抜ける 制御を失う不安という古い読みと、先に確かめたい歯科の事情が並びます。 味ではなく言葉を扱う夢。動かない舌、止まらない舌、噛む舌の読み分け。 傷の古さと位置が最初の手がかり。体についての知らせにはなりません。

まわりにいる人たち

夢に出てきたその人は、誰の代わりに立っているのでしょうか?母親から元恋人まで、二十六の顔ぶれを収めています。

口論 言い争った中身は消えて熱だけが残る夢で、摩擦の表れとして読まれます。 赤ちゃん 妊娠の予告としてではなく、始まったばかりで手のかかるものの像とされます。 上司 締切前や面談前に増える上司の夢。権威の位置は誰の顔でも埋まります。 兄弟 相手と役割という二つの層で読まれ、年齢が最初の手がかりになります。 芸能人 話しにくいわりにありふれた夢です。読まれるのは人物ではなく性質。 浮気される 目覚めてからも痛みが残る夢。伝統的な解釈は現実の証拠としては扱いません。 子供 人生の変わり目に多く報告される、子供が出てくる夢の読み方について。 人混み 群れの中の誰かではなく、大勢としての人との関係を映す絵とされます。 好きな人 夢に出てきた相手そのものではなく、望みの側を読む夢とされてきました。 医者 近くから見て、見えたことを言葉にする権利を持つ人。医者はその列に並びます。 元恋人 相手が思っているから夢に出る、という広く知られた言い伝えの根拠も確かめます。 父親 守りと重圧という正反対の読み方が、どちらも消えずに残ってきた登場人物です。 友達 友達との再会は、学生時代の教室やもう閉まった店の前で起きると語られます。 幽霊 伝統ごとに説明が三つに割れ、金縛りという体の現象も関わってきます。 祖父 命令ではなく助言の側に置かれてきた、自分より前に伸びている線として読まれます。 祖母 人物ではなく家ごと現れる象徴です。世話と継承という読みを整理します。 キス 欲望ではなく、結びつきの上に押された印として読まれてきた仕草です。 母親 遠い昔に受けた世話と、いま渡している世話の両方が重なる、個人差の大きい項目です。 隣人 選んだのではなく、家と一緒についてきた関係の像。壁と境の線が場面を作ります。 警察 制服のほうが読まれる像で、向きによって規範にも助けにもなります。 妊娠 伝統的には、まだ人に見せられない段階で育っているものとして読まれます。 姉妹 実在するその人と、同じ家から別の道へ進んだもうひとつの人生が重なります。 知らない人 顔は借り物、確信だけが残る。知らない人の夢に伝わってきた読み方を並べます。 先生 採点する側の顔をして現れる像。もう一つの古い読みは導きのほうです。 双子 迷いの絵として読む人と、家庭の場面として語る人にきれいに分かれます。 結婚式 自分の式か、他人の式か。まずそこで受け継がれた読みが大きく分かれます。

出来事と怖い場面

明日を告げる知らせとしてではなく、圧力や区切りをめぐる場面として、試験、面接、葬式、戦争など二十項目を扱います。

事故 道路の警告ではなく、御しきれない速度の像として長く読まれてきました。 逮捕 罪状が語られない型が最も多く、良心と拘束の二本立てで読まれます。 出産 抱えてきたものが形になる瞬間の象徴。体についての話にはなりません。 移り変わりの最中に報告が増える夢です。予告としては読まれません。 試験 教室は借りてきた舞台装置。中身はいま評価されることをめぐる夢です。 喧嘩 口論の夢とは別に扱われてきた、体を使った争いの夢の読み方についての項目。 葬式 置いてきた仕事や離れた土地に、区切りを付ける場面として読まれます。 道に迷う 舞台になるのは知らない外国ではなく、たいてい見慣れた町のほうです。 卒業 評価を最初に学んだ場所として、学校の舞台は眠りの中で使われ続けます。 病気 何かを診断する夢ではなく、背負いすぎた負担の姿として読まれます。 面接 自分が決めたわけではない基準で測られている感覚を映すとされる場面です。 旅行 細かく戻ってくるのは道中のほうで、目的地はめったに戻ってきません。 お金をなくす 金額よりも、大切な何かが減っていく感覚のほうを映す夢とされます。 神様に会う 言葉は消えて感触だけが残る夢として、どの伝統でも古くから語られてきました。 飛行機に乗り遅れる 閉じかけている窓の絵とされます。締め切りの前後に報告が集まる不安の夢です。 引っ越し 住む場所ではなく、どう暮らすかが変わる場面と解釈されてきました。 強盗 時間や手柄など、同意なく取られたと感じているものの側から読まれます。 ヘビに噛まれる 距離を保っていたものが触れてきた場面。噛まれた場所と土地で読みが割れます。 手術 同意と無力さが同居する場面として読まれ、診断とはまったく無関係の像です。 戦争 出来事の予告ではなく、一人では収めきれない規模の対立の象徴です。

天気と水と風景

二十五項目は天気と水と土地の話で、雨、氷、地震、海のように景色が場面の調子を決めます。

砂漠 乾いた寝室が作る夢でもあります。象徴を見るのはそのあとで足ります。 地震 足元が崩れる衝撃か、傷んでいた構えの終わりか。古い資料は割れています。 火の大きさと立ち位置で読み方が反転する、解釈の割れやすい象徴について。 洪水 上がってくる水と、引いたあとの泥。二つは別のものとして読まれてきました。 開きかけか、しおれているか。花の状態のほうが読みの大半を決めます。 飛び起きない不安の夢として、霧は情報の足りなさの側で読まれます。 隠れ場所か、方角を失う場所か。出口の見当がついていたかで分かれます。 話が冷える、心が温まる。温度の言い回しが、氷の絵となって眠りに現れます。 湖の夢で覚えているのは、たいていの場合、水面がどうだったかです。 満ち欠けと色から読まれ、感情の天気と重ねられてきた代表的な絵です。 読みを決めるのは山の高さではなく、その斜面のどこに自分が立っているかです。 水の状態と立ち位置で読みが分かれます。最も大きな感情の像とされる象徴です。 雨は解放や流していくものとして読まれ、強さと場所で意味が分かれます。 雨と日ざしがそろう一瞬として、短さごと意味に数えられてきた図像です。 立ち位置で読みが変わる水。渡河がこの象徴の最も古い層とされてきました。 夢の主題ではなく舞台であり、空の状態と立ち止まりのほうが読まれます。 苦難ではなく停止として読まれ、隠すことと守ることの両方を持つ絵です。 道しるべとしての星と、手の届かないものとしての星が並んで語られます。 屋根の下か、遮るものがないか。嵐の夢は過ぎた後の景色まで読まれます。 太陽 吉の側に置かれる像。ただし逃げ場のない暑さという読みも残ります。 空の様子は思い出せないのに、音だけが残る。そういう報告の多い夢です。 木は根、幹、枝と実。層ごとに分けて、下から上へ読まれてきた像です。 出来事ではなく、そのときの気持ちを映すと読まれてきた夢の中の水について。 滝そのものより、立っていた位置のほうが読みを大きく動かすとされます。 音と冷たさだけが残り、目に映る物がありません。外から来る変化の象徴です。

たどり着いた場所

どこにいたかで読みが変わります。地下室、エレベーター、橋、学校を含む二十二の場所を集めました。

空港 飛ぶ場面よりも、行列や搭乗口を探す場面のほうがずっと多く語られます。 地下室 記憶に残るのは部屋より階段です。しまわれたものの場所として読まれます。 トイレ まず身体の事情があり、その先に人目と手放すことをめぐる読みが続きます。 砂浜 波打ち際を横へ歩く形がいちばん多く、伝統的には待つ時間と読まれます。 渡って離れるための場所。移り変わりの時間と、その途中の心細さの像です。 墓地 記憶と区切りの場所として読まれてきた夢で、出来事の予告にはなりません。 祈りの場 夢の中ではまず建物として読まれ、その解釈は伝統ごとに大きく食い違います。 都会 街は他人のいる世界の像で、道の狂いは形の変わった生活として読まれます。 どの扉だったかが先。開いた扉と鍵のかかった扉は別に読まれてきました。 エレベーター 自分では操っていない上下の移動をめぐる像として、古くから読まれてきました。 多くは直前の一週間に根があります。象徴を見るのはそのあとで足ります。 病院 消毒の匂い、誰が付き添っていたか。病院の夢は細部のほうが多くを語ります。 ホテル 所有していない場所で過ごす、仮の時期を映すとされてきた建物の夢です。 部屋は暮らしの領域になり、建物の状態はその人の状態になるとされます。 台所 誰の台所で、棚はどんな様子だったか。古い読みはまずそこを見ます。 市場 値切る場面と、選び切れなさ。市場は交換の場所として読まれてきました。 刑務所 記憶に残るのは房より扉。鍵がかかっていたかどうかで読みが割れます。 向かっている方向と、その進みやすさを映す風景として読まれてきました。 部屋 壁で分けられた部屋は、生活のうち切り離された部分に立つとされます。 学校 人前で測られると初めて知った場所へ、大人になっても戻り続ける夢です。 階段 上りと下り、そして途中で止まったまま動かない場面までを扱う項目です。 窓は視野と機会という二つの意味を同時に担う象徴として読まれてきました。

手の届くところにある物

物が本来の用途どおりの意味で出てくることは、あまりありません。鍵や鏡、指輪や手紙など二十五項目が対象です。

リンゴ 健康や実りに結びつけられ、実の状態が読みの大半を決めるとされます。 カバン 日々持ち歩いているものを、重さと中身の側から数える夢とされます。 知識であり、台帳でもある物。読めない文字が最もよく語られる絵です。 パン 足りていることと分け合うことが、読みの中心に置かれてきた像です。 ケーキ 祝いと報いの象徴とされ、同時に甘さへ向けられた古い警戒でもあります。 ロウソク 誰かが世話をしている間だけ続く灯りで、炎がどうだったかが読まれます。 効かないブレーキと、座っていた席。車の夢を分ける二つの手がかりです。 人前で見せている自分の版という読み。一着ごとの記憶が優先されます。 数を覚えている人が多い、珍しい絵です。殻の状態が読みを決めます。 食べ物 空腹という平凡な理由と、広い意味での糧をめぐる古くからの読み方を並べます。 果物 熟れ具合と手の動きの両方から読まれてきた、時期についての夢の項目です。 黄金 本物の値打ちか、それとも表面の輝きだけか。夢の本の意見はいまも割れています。 引き金が動かない夢が、報告としてはいちばん多く語られる形とされます。 何の錠に差したか、そして手にしていたか。鍵はその二点で反転します。 ナイフ 誰の手にあったか。その一点だけで、切り離す力にも脅威にも変わります。 手紙 中身ではなく、封を切る前の待っている時間のほうを映すとされる象徴です。 荷物 鞄の中身ではなく、量と持ち主と下ろせるかどうかに読みが掛かります。 ミルク 与えられた滋養の絵とされ、その状態と手渡す向きから読み分けられます。 映り方のどこがずれていたか。それが鏡の夢を読むときの手がかりになります。 お金 値打ちと持ち分を測る目盛り。古い夢の本同士が堂々と食い違う象徴です。 電話 通じない連絡の絵として読まれる、夢の辞書では新しい世代の項目です。 写真 動きを止めた一瞬として読まれ、その扱い方が解釈を分けてきました。 指輪 約束の輪であり、指を締める帯でもある物。なくす夢が最も多く語られます。 立場と支度を映す像で、履き心地の記憶がいちばんの手がかりになります。 時計 時間そのものの象徴とされ、止まる、壊れる、なくすで読みが変わります。

よくある質問

夢に本当に意味はあるのでしょうか?
これから起きることを夢が知らせるという裏づけはなく、このページもそのために作られたものではありません。一方で、忙しい週が続くと夜が騒がしくなる、引っ越しや試験の前に同じ場面が繰り返されるという実感は、多くの人が報告しています。夢は外からの便りというより、その人の頭の中の写しに近いものとして扱うのが無理のない距離感です。
同じ夢が何度も出てくるのはなぜですか?
繰り返す夢は、まだ片づいていない事柄にくっついていることが多く、そこが動き出すと自然に来なくなるとよく言われます。先延ばしにしている連絡、決めきれない進路。追われる夢と、準備のないまま試験会場に座っている夢は、その代表格です。何か月も続いて眠りそのものが削られている場合は、意味の詮索より先に医師に相談してください。
一つの解釈は誰にでも同じように当てはまりますか?
いいえ、そこが夢の事典の限界です。同じ象徴でも、職業や育った土地、その時期に抱えているものによって重さが変わります。水の夢は、海のそばで育った人と、泳げないまま大人になった人とでは出発点からして別です。事典に書けるのは多くの人に共通する部分までで、その先は各自の事情で調整されるものだと考えるのが自然です。
夢はどうしてすぐ忘れてしまうのですか?
目が覚めた直後にははっきりしていた場面が、数分後には輪郭だけになっていることがあります。ほとんどの人に起きることで、記憶力の問題ではありません。枕元に紙とペンを置き、目を開けた時点で単語をいくつか書き取っておくと、残る量は目に見えて増えます。文章にする必要はなく、絵と感情の名前だけで十分です。