星座の相性はどうやって決まるのですか?

相性占いの点数は、たいてい二人の星座が十二星座の輪の上で何歩離れているかという数え方の上に成り立っています。その数字が本当に測っているものと、太陽星座だけでは見えてこない部分をまとめました。

星座の相性占いは、たいてい二人の星座が十二星座の輪の上でどれだけ離れているかを数えるところから始まります。近い、遠い、真反対、そうした距離それぞれに古くからの意味が割り当てられていて、いま出回っている相性表のほとんどがこのひとつの数え方の上に成り立っています。ただしこの数字が教えてくれるのは、二人がうまくいくかどうかではなく、互いを理解するまでにどれだけ通訳が必要かという話です。

数え方そのもの

牡羊座から魚座まで十二星座を輪の形に並べ、そこから二つの星座を選びます。近いほうの回り方で数えた歩数はいつも零から六のどれかになり、七つ目からは逆に元の星座へ近づいていくので、それ以上数える意味がありません。輪をひとまわり十二等分すると一区画は三十度なので、歩数はそのまま角度に置き換えられます。この角度を占星術ではアスペクトと呼び、相性占いの判定はほぼすべてここから導かれています。

たとえば牡羊座から数えると、獅子座までは四歩、天秤座までは六歩というように、二つの星座さえ決まれば数える作業そのものは誰にでもできます。相性表に載っている点数は、この歩数をひとつずつ言葉に置き換えたものにすぎず、裏側の計算はいつも同じ足し算です。

相性の高低を分けているもの

四歩離れると必ず自分と同じエレメントの星座に着き、三歩離れると必ず自分と同じ活動宮・不動宮・柔軟宮のグループの星座に着きます。相性表の点数のからくりはほぼこれだけです。

エレメントが同じということは、進むペースも感情の温度も近く、日々のやり取りに説明がそれほど要らないということです。グループが同じということは、二人とも同じ場面を欲しがっているということで、これは一見一致に見えて実際には競り合いになりがちです。だからこそ四歩は相性表の中でいちばん高く、三歩はいちばんぶつかると書かれることが多いのです。この数字は二人の人柄を何ひとつ知りません。同じ牡牛座と乙女座の組み合わせには、誰であっても判で押したように同じ点数がつきます。

具体的な例で見るとわかりやすくなります。蟹座から見た蠍座は四歩離れていて同じ水のエレメントを共有していますが、蟹座から見た山羊座は六歩離れていて活動宮という別のグループを共有しています。同じ「共通点がある」という結果でも、エレメントの一致とグループの一致とでは、相性表に書かれる言葉がまるで違ってきます。

七つの段階を並べると

零歩から六歩まで、それぞれに伝統的な呼び名と読みがついています。

  • 零歩、同じ星座。重なり合う位置で、占星術ではコンジャンクションと呼びます。すぐに通じ合える一方、二人とも同じ死角を抱えていて互いに指摘し合えません。
  • 一歩、隣の星座。三十度。隣同士の星座はエレメントもグループも共有していないため、劇的というより地味にかみ合わないと説明されがちです。
  • 二歩、六十度。セクスタイルと呼ばれ、火と風、あるいは地と水という組み合わせになります。無理なく機能するとされますが、どちらか一方が先に動く必要があります。
  • 三歩、九十度。スクエアと呼ばれる直角です。同じ場面を追いかけながら表現の仕方が違うため、いちばんぶつかりやすい組み合わせとされています。
  • 四歩、百二十度。トラインと呼ばれます。エレメントが同じなのでペースも気持ちの温度もすでに揃っており、たいていの相性表でもっとも高い点数がつきます。
  • 五歩、百五十度。クインカンクスと呼ばれ、共通点がほとんどありません。相手の冗談がいまひとつ通じない、そんな組み合わせとして語られます。
  • 六歩、輪の真反対。対向、いわゆる正反対の星座です。惹かれ合う話と反発し合う話の両方が古くからついて回ります。

六歩の対向については別の記事でもう少し詳しく扱っています。ここでは、零から六までの七段階がひとつの物差しの上に並んでいるとだけ覚えておいてください。

太陽星座だけでは見えていないもの

出生図には太陽以外にも十ほどの位置が記録されていて、そのうちのいくつかは太陽よりも人間関係について多くを語るとされています。月星座は何にほっとするかを表すとされ、夜十一時に何がうまくいかなくなるかを教えてくれるのは初対面の会話ではなくこちらのほうです。金星は好みと愛情表現に結びつけられ、火星は物事への意欲と、腹が立ったときにどう振る舞うかに結びつけられます。上昇星座は生まれた瞬間に東から昇っていた星座で、人前にどう現れるかを表すとされます。

二人分の出生図をまるごと重ね合わせて、片方の惑星ともう片方の惑星の角度をひとつずつ調べていく比べ方もあり、これは太陽星座だけの比較よりずっと具体的な結果を返します。ただし双方の正確な出生時刻が必要になるため、気軽な相性診断はたいていここまで踏み込まずに終わります。同じ日に生まれた二人が中身はまるで違うのに、太陽星座だけを見る相性表では毎回同じ点数を返してしまうのは、こうした事情のためです。

友人同士や職場の同僚のあいだでも、この違いは同じように働きます。太陽星座だけを比べて話が合わないと感じていた相手でも、月星座や上昇星座まで含めて見てみると、実は落ち着けるポイントが近かったとわかることも珍しくありません。

相性が低く出たときと、実際に役立てる方法

点数が低いというのは摩擦についての話であって、破局を予告しているわけではありません。古い文献ではスクエアは終わらせる組み合わせではなく、二人とも変えてしまう組み合わせだと説明されます。共有していない習慣のそばで暮らすほど、人はその習慣を見直さずにいられなくなるという理屈です。相性表が警告する組み合わせのまま何十年も続いている夫婦は珍しくなく、相性がいいとされた二人がすぐに終わることも同じくらいよくあります。

統計としての裏付けとなると、もっと控えめに言うべきです。国全体の婚姻や離婚の記録から星座の組み合わせと結果の関連を探そうとした調査は、繰り返しても同じ結果が出るような効果をひとつも見つけていません。星座の相性は違いを言葉にする語彙であって、結果を言い当てる装置ではなく、点数を出しているどのサイトもそう断っておくべきです。

役立てるなら、点数の上にある説明文のほうを読んでください。片方はその場で決め、もう片方は一晩寝かせてから決めるという一文は、先週実際にあったやり取りと照らし合わせられるぶん、どんな点数よりも使い道があります。ぶつかりやすいと書かれた組み合わせは、どこで揉めやすいかを先に教えてくれ、なめらかだと書かれた組み合わせは、こすれ合う機会が少ないぶん問題に気づくのが遅れるという、別の注意点を運んできます。

点数だけを見て相手を判断する前に、実際にすれ違った場面をひとつでも思い出してみると、説明文がその場面とどれくらい合っているかを確かめられます。数字そのものよりも、その一致のほうがずっと当てになります。

よくある質問

自分と相性がいいのはどの星座ですか?
一般的な数え方では、自分と同じエレメントになる四歩離れた二つの星座がもっとも高く評価され、次に二歩離れた二つの星座が無理なく機能するとされます。牡羊座であれば獅子座と射手座が高く、双子座と水瓶座が無理のない相手になります。これらは相性の順位というより、気質の出発点についての見立てにすぎず、点数を知ったあとにこそ、実際の説明文を読んで自分の経験と照らし合わせる作業が必要になります。
同じ星座同士のカップルはうまくいきますか?
うまくいくこともあり、しかも予想がつきにくい組み合わせのひとつです。同じ星座の二人は最初の一週間からペースも優先順位もそろっているため、すぐに通じ合えます。ただし同じ弱点も共有しているため、その弱点に早く気づいて指摘してくれる、感じ方の違う相手が二人のあいだにいないという難しさもあります。良くも悪くも増幅し合う組み合わせなので、他の誰よりも早く意気投合する一方で、同じ理由でつまずくことも多いとされています。
相性を調べるのに出生時刻は必要ですか?
太陽星座だけを比べる程度なら、二人の生年月日さえわかれば十分です。ただしそれより踏み込んだ比較には必要になります。月は一日のうちに星座を変えることがあり、上昇星座は二時間ごとに切り替わるため、時刻がないままでは二人のあいだでいちばん重みを持つ位置をあてずっぽうで扱うことになってしまいます。母子手帳や出生届の控えに記載が残っていることが多いので、正確な比較をしたいときはまずそちらを確かめてみてください。
星座の相性は科学的に証明されているのですか?
いいえ。生まれた星座と実際の関係の結果とのあいだにつながりがあるかを調べようとした研究者は、これまでのところ何も見つけておらず、つながりを報告した調査があっても繰り返し確かめることができていません。星座の相性は、二人の違いについて話し始めるための言葉の枠組みとして扱うのがいちばん実情に合っていて、点数を人生の決断の根拠にすることはおすすめできません。タロットやエンジェルナンバーと同じく、当たり外れを証明する道具ではなく、ひとつの解釈の伝統として付き合うのがちょうどよい距離感です。

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