酉年(とり年)

目が利いて働き者の酉は、仕事をきちんと仕上げること、そして締め切りより早く終えることに、本気で誇りを持っています。

この干支の年

1909 1909年1月22日 - 1910年2月9日 1921 1921年2月8日 - 1922年1月27日 1933 1933年1月26日 - 1934年2月13日 1945 1945年2月13日 - 1946年2月1日 1957 1957年1月31日 - 1958年2月17日 1969 1969年2月17日 - 1970年2月5日 1981 1981年2月5日 - 1982年1月24日 1993 1993年1月23日 - 1994年2月9日 2005 2005年2月9日 - 2006年1月28日 2017 2017年1月28日 - 2018年2月15日 2029 2029年2月13日 - 2030年2月2日 2041 2041年2月1日 - 2042年1月21日

秋の真ん中、あらゆるものが数えられ、分けられ、しまわれていく時期。その季節を受け持つのが、十二支の十番目で五行は金にあたる酉です。そしてそれは、あなた自身の説明にもなっています。よく見ていて、整っていて、雑な仕事を見逃せない。中国の年が始まるのは旧正月だということを忘れないでください。1月半ばや2月初めの誕生日は、たいてい前の年の干支になります。日付をひとつ確かめるだけの手間で、話の前提が正しくなります。酉年は十二年ごとにめぐってきますが、その区切りはいつも旧正月に置かれています。1月や2月の生まれなら、判定をカレンダー任せにしないほうが確実です。

酉は何でも見つけます。ページの誤字、棚の欠品、上着についた汚れ。そして最初に出てくる反応は、それを口にすることです。時間を守り、身なりを整え、自分の腕前に誇りを持っています。間違ったまま放っておかれるくらいなら、直されたほうがずっといい。だからこそ、あなたが誰かを直したときに相手が同じように感じないことが、なかなか腑に落ちません。悪意はまったくないのに、受け取る側は評価されたと感じてしまうのです。基準の高さは、まわりにとっては安心材料でもあります。ただ、その基準を共有していない人には、いきなり試験を受けさせられたように感じられます。だからこそ、あなたが黙って見逃した日には、まわりも意味を感じ取ります。

強み:期限内に、基準を満たした形で仕上げます。よく働き、段取りがよく、その部屋で誰も言わないことを言う度胸があります。約束も帳簿も、きちんと守ります。きびきびした物腰から想像されるより、ずっと気前がいい人でもあります。そして家族が不当な扱いを受けたときには、驚くほど激しく守ります。頼りにされる理由は、能力そのものより、能力が毎回同じ水準で出てくることにあります。任せられた仕事が予定より早く終わっていることも珍しくありません。だから、あなたのところに仕事が集まりやすいのです。頼まれたことを忘れない人として、静かに信用を積み上げています。

弱点:指摘です。速すぎて、人前すぎる。あなたが狙っているのは仕事のほうなのに、相手には自分のことを言われたように聞こえます。完璧主義のせいで、すでに十分よかったものをやり直してしまいますし、自分の基準が落ちたときには自分をまったく許しません。正しいことが少しばかり快感でもあるので、意見の違いが勝ち負けの形になりがちです。議論に勝って、関係を失う。酉が気をつけたいのはこの取引です。自分に厳しくしている人ほど、他人にも厳しくなるのは自然な流れです。まず自分への採点を少し甘くすると、外に向かう言葉も自然にやわらぎます。言い方を変えるだけで、同じ指摘が助言として届くようになります。

仕事とお金:正確さと見栄えが物を言う場所で力を発揮します。事務、会計、品質管理、医療、法律、接客、教育、美容やファッションの仕事。お金の扱いは慎重で、記録もきちんと残ります。危ないのは働きすぎることで、ほかの人が雑にやった分まで自分で吸い込んでしまいます。誰かの穴を埋め続けても、あなたの評価は上がりません。引き受けない練習は、酉にとって技術のひとつです。細部を見られる人は、どの業界でも足りていません。値段をつけるとき、その希少さを忘れないでください。書類も帳簿も整っているという一点で、あなたは十分に有能です。予定より早く仕上げる癖は、そのまま信用の貯金になっています。

恋愛と相性:誠実で、実際的で、頼りになります。予定を覚えているのも、家のことが回るように整えているのも、たいていあなたです。あなたにとってのロマンスは、有能さと忠実さでできています。気をつけたいのは実況中継のほうで、自分の欠点の講評を毎日聞きたい人はいません。直す回数と同じだけ、いいところを声に出して伝えてください。そして小さな乱れは、見なかったことにして通り過ぎる練習を。相手の努力に気づく力は、指摘する力と同じところから出ています。使う方向を変えるだけで、家のなかの空気は変わります。褒め言葉は、思っているだけでは相手に届きません。

相性のいい干支:丑や巳の横に立つと、暮らしは目に見えて楽になります。丑はあなたと同じだけ働き、追い立てる必要がありません。巳は同じ高さの基準を持っていながら、それを自分の内側に留めておきます。思いがけない相手は辰でしょう。勢いと自信を持ち込んで、細部はあなたに預けてくれます。手をかける必要があるのは、一巡の反対端にいる卯です。卯には穏やかさが要るのに、あなたのまっすぐな言い方を、意図しない攻撃として受け取ります。同じ内容でも、声の高さを一段落とすだけで届き方が変わります。丑や巳とは、説明しなくても水準がそろっている安心感があります。辰と組むと、あなたの正確さが大きな結果に結びつきます。卯には、直す前に一度ほめてから入ると受け取ってもらえます。

アドバイス:その指摘は本当に必要か、口に出す前に一度たずねてみてください。温かい言葉のほうも、ちゃんと外に出すこと。指摘の裏にある愛情は、言葉にしないかぎり誰にも聞こえません。そしてたまには、どうでもいい小さなことで、自分の基準を一段だけ下げてみてください。完璧でない一日を、そのまま終わらせてみてください。世界は崩れませんし、あなたの評価も落ちません。自分を許す練習は、他人に優しくする練習と同じものです。基準を守るのは目的ではなく、いい仕事をするための手段です。